吉岡敏子代表ご挨拶
地元の米にこだわる『いなみマイマイ工房』は、年々減少を続けるお米の消費量を拡大していきたいという願いのもと、2004年12月1日に地元の主婦を中心に設立致しました。
お米の消費量は、食生活の変化等により昭和30年代後半をピークにほぼ一貫して減少しています。
農林水産省の発表による国民一人当たりの年間消費量を見ても、昭和37年には約118kgだったのに対し平成25年には、56kgと半分以下になってしまいました。
私たちの住む兵庫県の稲美町は、阪神地域の都市近郊農村地帯であり、88箇所のため池を有し、農業が盛んで約1200haの農地では、お米と野菜を作っています。
私たちは、私たちの住む稲美の地で作られたお米を多くの人に食べてもらいたいと言う願いから、活動を続けて参りました。始めは小さな集まりでしたが、無添加・地産地消にこだわり、昔ながらの家庭の味を守りながら安心で安全な食品を提供し続ける事により、少しずつ信用を得る事が出来、今では多くの企業、大勢の方々に賛同いただき、ご注文をいただいております。
女性は、出産・子育てを機に仕事を辞め育児が終了した後、新たな仕事を探すといった方が多いのが現状です。
出産・子育てと仕事との選択により、女性の知識や経験が活かされないと言う事は、個人、社会にとって非常にもったいない事だと考えます。
『いなみマイマイ工房』では、地元の女性同士が手を取り合い、自分の持つ知識や経験を十分に生かし、自分の手の空いた時間に活動を行う事を旨とし、活動を通じて、女性の活躍出来る場がもっともっと広がっていけばと願っております。
今後も私ども『いなみマイマイ工房』は、大人の方はもとより、子どもから高齢者に至るまで健やかな食生活を提案して参ります。
理念
命を支える大切な食。
簡単に調理出来て、便利でおいしい。しかも汚れ物は少ない。
「飽食の時代」を代表するように食に対する時代のニーズは、加速度的に多様化しています。
しかしそれは、本当に安心で安全で健やかな食と言えるのでしょうか?
私たちの住む、兵庫県の稲美町は名前の通り古くから米づくりが盛んな場所です。
低迷するお米の消費をなんとか拡大させようと地元の主婦か集まり活動を続けております。
『いなみマイマイ工房』では、本当に私たちの体と心の糧となる安全安心な食を手に入れる事を何よりも大切に考えています。
それは、時代に逆行する事なのかも知れませんが、私たちが母から教えてもらった昔ながらの調理法。
生産者の顔の見える食材を、洗って熱を加えて調理して食べると言う基本的な事こそが食の安全に繋がると信じ、無添加・手造りにこだわり、健やかな食の提供を心がけています。
自然の恵みである食を知り、ふるさとの環境を守り育てる事にも繋げて行く。
同じ地域に住み人々が食を通して、共に支え合い心通わせる事の出来る感動を届ける事が出来れば、私たち『いなみマイマイ工房』にとって、こんな幸せな事はありません。